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痛みには急性の痛みと慢性の痛みがある
 急性の痛みは、打撲やひねったりなど、関節の細胞・組織を壊してしまうことで起こる痛みで、けがのことです。けがについては皆さんよくご存知で、なぜけがをしてしまったのかもわかりやすいですから、普段からけがをしないように気をつけます。

 しかしもう一つの慢性の痛みについて、なぜ痛くなるのかはあまり知られていないようで、普段から慢性的な痛みが起こらないよう気をつけている方はほとんどいらっしゃいません。

 
慢性的な痛みはなぜ起こるのか
 ひざや腰の関節の構造は、図のような構造をしています。

 骨や軟骨等の組織そのものはだんだん弱くなってくるので、一定の期間で古い組織から新しい細胞に入れ替えて強度を保とうとしています。回復力が落ちて組織の更新が十分に行われないと骨は弱っていき骨粗鬆症になってしまいます。

 また、関節軟骨や椎間板は、使っているうちにすり減っていきますが、体に十分な回復力があるとすり減った分が新たに補われます。
 しかし補われなくなるとどんどんすり減っていき、クッションの機能が保てなくなった時に痛みが出はじめてしまうのです。
 では、「回復力が落ちる」とは、いったいどういう事なのでしょうか?


骨粗鬆症(あるある大辞典参照)

ひざ痛(あるある大辞典参照)

年齢と共に食事量を増やさなくてはならない?
 関節等の組織を作るには、まずその材料を体内に取り入れることです。
 関節を構成する代表的な栄養素はカルシウム・コラーゲン・コンドロイチン・タンパク質・ビタミン・水分等です。主成分であるカルシウムやコラーゲンを特に摂取して関節をつくる材料をそろえなくてはなりません。

 腸における栄養素の吸収率は20歳頃をピークに、年と共に低下していきます。吸収率がピーク時の50%に落ちている人なら、若い時の2倍の食事を取らなくてはならないことになります。

 ですから良質な栄養素をしっかりと取り、ビフィズス菌等、腸内の善玉菌をたくさん摂取して腸内環境を改善し、吸収率をできるだけ高くしてあげることも重要です。

 
新陳代謝は年齢と共に衰えて行く
 関節に限らず体のすべての細胞は、一定の周期で古い細胞から新しい細胞へと入れ替わっていきます。このことを新陳代謝といいますが、新陳代謝は20歳頃をピークにだんだん落ちていってしまいます。

 たとえ細胞の材料となる栄養素が関節まで届いたとしても、新陳代謝が活発に行われていないとすり減ってしまった軟骨等の組織を補えません。
 ですから新陳代謝が活発に行われるように代謝向上に効果のある食事や軽い運動を心がけることなどに気を配り、細胞の入れ替わりを促進してあげなければなりません。
 
新陳代謝はなぜ低下するの?

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